7歳、中国語学習の軌跡
7歳の娘は、幼稚園時代に2年半ほど海外に住み、園生活で中国語も使っているという状況でした。
今思えば、わりとスパルタ的な教育(!)だったため、ペラペラと口から中国語が出るようになって帰国を迎えたわけです。
毎週書き取りのテストなんかもあって、「漢字も書けちゃうもん!」みたいな感じでした。(簡体字だったので、日本でどれほど役に立つかはわかりませんでしたが。)
でも…
日本に帰って、中国語、要る???笑
少なくとも、日本に住んで使う機会はほぼ0でしょうし、何のために勉強するのかわからなくなると思いました。
でもでも…
こんなにできるようになったのに、「もったいない!」と思ってしまうが親心。
この2年の積み重ねが、ここで学習をストップすることで、あっという間に消えていくのは明白です。
語学は細く長く、切らさないで続けて行くがセオリーではないですか。
そこで、オンラインレッスン導入!
週に1回25分という、なんとも少ない時間ではありますが、細く長くが大事。辞めるよりよっぽどいいと思い、オンラインレッスンを導入したわけです。
先生は本場中国からつないでくれるサービスで、中身も時間も先生達の質も気に入ったものがあり(費用は…ごにょごにょ)、帰国とほぼ同時にスタートしました。
帰国して1年、現状は
帰国して1年以上、つまり中国語のオンラインレッスンを初めて1年以上。
最初の頃は、何回も何回も「辞めたい」「嫌だ」と言われ、その度にあれやこれやと言ってなんとか続けさせてきました。
(辞めちゃうと、次に友達と会ったとき何言ってるかわからなくなっちゃうよ、とか…^^; ほぼ屁理屈…w)
でも、そりゃそうだ!勉強する目的が全然わからないですもん。
生活に必要なわけでもなく、これから中国語圏に行く予定もなく、何でレッスン受けるんだと思いますよね。
でも、今は目的が「中国語」じゃなくて、「先生」になったと思うんです。
最初の頃は代わる代わる色々な先生を試していたので、特定の先生がいなかったのですが、
途中からすっごく褒め上手で「この人なら!?」と思うステキな先生が現れて、それからは毎週毎週その先生にお世話になっています。
固定の先生になると、娘のタイプや学習の進度もよく理解してくれて、自分を見守ってくれる人が1人増えたと、娘も安心してレッスンに臨めるようになったのではと思います。
今では、「嫌だ」ということは全然なくなり、私が言わなくても自らレッスンに臨む姿勢になっています!
その先生に会うのが楽しみなのかな。
定期的に大きな宿題のようなものが出るのですが、それにも自ら取り組んで、ノートに中国語で文章を書いたりして、しっかり先生に発表もできるようになりました。
彼女の他に中国語がわかる人が家にいないので、わからないながら私も一緒に調べて翻訳機も使いながら、取り組んでいます。
今の時点で言えること。
本当に辞めなくてよかった!
中国語が少しでもわかるということが、彼女の中でもアイデンティティというか、他の人にはないものという位置づけになっているのではないかと思うんです。
客観的に目に見える成果もあったらいいのではと思い、この春にはHSK(一番初級の一級)も受けて、見事合格しました。
幼稚園時代の中国語の先生に、「帰国してもぜひ学習を続けて~!」と言われていたので、HSKの合格を報告したら、喜んでくれました。
帰国から時間が経ちつつあり、正直いつまで続けるのか先が見えないでいます。
今辞めたとしても、また大人になったときに本人がやりたいと思えばいくらでも勉強できるでしょうし、小学生に目的のない中国語学習を続けさせていいものやら…と今でも悩むときがあります。
でもまぁ、今は本人が楽しんでいるようだから、また潮目がくるまで、しばらく続けていこうと思っています。
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